1.はじめてコース(〜6歳)
三味線リトミック
三味線リトミック
はじめてコースは、6歳までのお子様を対象に行なっております。音楽の基礎をレクリエーションを交えながら学ぶ「音楽を楽しむ」導入のコースです。三味線を弾くことだけでなく、リズムや童謡・唱歌を学びます。
「リトミック」の邦楽・三味線バージョンです。
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何か習い事をさせたくて、でも人と違ったことをさせてみたい。三味線を習わせたいけどこんな小さい子にもできるのかしら?といったお声をいただきます。
そんな方々のために行なっているこの「はじめてコース」は、音楽には欠かせないリズム・音程を身につけることからスタート。でも一般的な音楽教室と違って、ピアノではなく、三味線で音楽教育を行なっていきます。
古き良き日本の童謡・唱歌も覚えてもらいます。
日本の伝統音楽「長唄」には「長唄童謡」と呼ばれるジャンルが存在します。「長唄童謡」には子どもが唄ったらなんて可愛いんだろう!という曲がいっぱいです。小さい頃から日本語の素敵さや、穏やかな日本の音の中でイキイキとのびのびと音楽を楽しんでほしいという思いです。初舞台にお着物を着てお唄をうたうなんていうのもかわいくて素敵ですよね。
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私は3歳の頃から三味線を習い始めました。何も覚えてない年齢から芸事を身につけさせたいという祖母と母の思いでお稽古を始めたのですが、はじめの頃は先生が三味線を弾いてその音に合わせて「ぶんぶんぶん」とか「赤い靴」とか「紙人形」を唄っていました。譜面を見ることはなく、先生から言われるがままに『真似』をして歌を覚えていました。
この『真似る』ということが計画性や思考力、判断力などを司る前頭野の活性化を促し、記憶や学習に必要な脳の領域が刺激され、観察する能力だけでなく記憶力や学習能力の向上が期待できるとをご存知ですか。近年、「見たもの、聴いたものをどうやったら自分もできるようになるかを真似て、考えて、やってみる」という力に欠けている現代っ子が増えてきています。当然、ここにおける『真似る』は人のアイディアを盗むことではなく、『学ぶ』の語源ともなった「まねぶ」=「真似ぶ」の意味です。観察力は多岐に渡り、優れて器用な子に成長させます。
また、反復繰り返し行うことで、脳神経回路が強化され、新しい知識やスキルを習得しやすくなります。
書いてあることを覚えるのではなく、言われたことを一瞬にして脳内に焼き付けようとする力が身に付き、他の分野においても役立つ基礎能力を養うことができます。
また対面の三味線教室は、稽古時間入替の際に大人とすれ違ったり、長唄さくら会(私が主宰する長唄連)のみんなが可愛がってくれるので、知らず知らずの間に礼儀作法や社会性を身につけることができます。
核家族化が進んでいる中、このような昔ながらのお稽古場の空間を楽しんでいただけたら嬉しいです。